試合レポート

下町の実力都立校・紅葉川が“本拠地”で初戦突破!エース8安打を浴びながらも完封勝ち【24年夏・東東京大会】

2024.07.09


村岡朋哉(都立紅葉川)

第106回全国高校野球選手権東東京大会◇1回戦◇都立紅葉川 6―0 聖学院◇2024年7月7日◇JPアセットスタジアム江戸川球場

◆【トーナメント表】夏の東東京大会 7日までの結果

東京都の下町・江戸川区にある都立紅葉川。江戸川区球場は、普段から練習や試合の会場としても多く使用している馴染みの球場だ。学校からも、自転車で10分程度の距離にある。紅葉川にとっては夏の初戦ではあるものの、ホームグラウンドに近い感覚で挑むことができた、と言ってもいい試合だった。

終わってみれば、聖学院は3回以降毎回の8安打を放ち。勝利した都立紅葉川は計6安打だった。それでもスコアとしては6対0。快勝といってもいい形で都立紅葉川の完封勝利となった。これは、一にも二にも都立紅葉川村岡 朋哉投手(3年)のテンポのいい投球にある。走者は出しても終始自分のペースを崩さず投げ、スライダーをメインに、緩急を上手につけ、打たせて取っていくという投球だった。

都立紅葉川の髙橋勇士監督は、「今日は、最初から村岡の完投ということで考えていましたが、リズムよく投げてくれました。ストレートの球速がそんなにあるワケじゃありませんから、緩急をつけて抑えていかないと、つかまりますからね。本当はもっと、緩い球もあるんですよ(笑)」と、村岡投手の投球の上手さを評価していた。

都立紅葉川は3回に2つの四球と暴投などで一死二、三塁とすると、2番大沼 優太選手(2年)の右犠飛で先制する。しかし、次の1点がなかなか奪えず1対0のまま後半戦に入っていく。
何とか追加点の欲しい都立紅葉川だったが、6回に大沼選手の左越二塁打からチャンスを作り、5番に入っている村岡投手のスクイズで欲しかった2点目を奪った。
7回には8番井上 煌斗捕手(3年)の二塁打から好機を作ると、失策や野選もあって3点が入り、都立紅葉川としてはようやくセーフティリードとなった。8回にも失策で好機を広げて、大沼選手のこの日2本目の犠飛でダメ押しともいえる6点目を加えた。

高橋監督は、攻撃面では、6点中4点に絡んだ大沼選手の活躍を評価をしていた。「そんなに打てるチームではありませんから、得点機が作れたら犠牲フライやスクイズで、確実に得点していくという戦い方をしていかないといけませんから。結果としては、試合の中でそれが出来ていたということで、相手よりも少ない安打でも勝てたのではないでしょうか」と振り返っていた。

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この記事の執筆者: 手束 仁

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