2024年秋季の第155回九州地区高校野球大会(26日開幕・大分)へ向けた九州各県の「秋の戦い」が最終章を迎えた。

 佐賀に加え、熊本、大分、宮崎、沖縄も大会が終了した。熊本は専大熊本が31年ぶりの優勝。大分では明豊、宮崎では日南学園、沖縄では沖縄尚学がそれぞれ優勝し、強豪が強さを発揮した。

 今後は福岡、長崎、鹿児島で、九州大会出場がかかる準決勝を迎える。10日に4強が激突する鹿児島では、鹿児島実樟南神村学園と強豪が登場する。

 一方で、福岡ではともに藩校時代からの歴史を誇る育徳館修猷館、長崎では壱岐大崎波佐見の公立校が4強に残った。

 福岡の2校はともに県内有数の私立校と対戦。九州大会へと駒を進めることができるか。長崎は公立校対決で勝利したチームが九州大会へと進む。

 修猷館は1957年春季以来、秋は1947年の第1回大会以来、77年ぶりとなる九州大会出場を目指し、育徳館壱岐は初の九州大会出場を狙う。

 各県の結果と今後の予定は以下の通り。14日には各県大会が終了する。

【福岡】

<12日準決勝>

育徳館東福岡

西日本短大付修猷館

【佐賀】

<出場校>

優勝 龍谷

準優勝 佐賀北

【長崎】

<12日準決勝>

壱岐大崎

海星波佐見

【熊本】

<出場校>

優勝 専大熊本

準優勝 有明

【大分】

<出場校>

優勝 明豊

準優勝 柳ケ浦

【宮崎】

<出場校>

優勝 日南学園

準優勝 聖心ウルスラ

【鹿児島】

<10日準決勝>

国分中央鹿児島実

樟南神村学園

【沖縄】

<出場校>

優勝 沖縄尚学

準優勝 エナジックスポーツ