京都国際の初優勝で幕を下ろした夏の甲子園の翌日、今度は佐賀県で大学準硬式の日本一を決める文部科学大臣杯第76回全日本大学準硬式野球選手権大会(以下、全日大会)が開幕。24日は3会場で1回戦8試合が繰り広げられた。

さがみどりの森県営野球場では、東海地区の強豪・中京大が6対0の0封リレーで京都先端科学大に勝利する幸先よいスタート。国立大・広島大は11得点の快勝で北海学園大に勝利した。

そして1回戦最注目カードとなった中央大と日本大の一戦は、中央大が3対2で勝利。中央大が1点ビハインドの6回、8番・岡部 匡十捕手(2年=佐賀商出身)の適時打で追いつくと、続く7回には4番・佐竹 秀也外野手(4年=県岐阜商出身)の適時打で勝ち越しに成功。このリードを4番手・大山北斗投手(3年=興南出身)の好リリーフで守り切った。

リーグ戦のみならず、2022、そして2023年の全日大会でも両校は激突しており、全て日本大が勝利。苦汁をなめてきた中央大にとっては3年かけてリベンジに成功。2回戦へ弾みを付けた。

ひぜしんスタジアムでは同志社大が3対2で日本大学三崎町に、法政大は1対0で京都産業大に勝利と、いずれも接戦をものにした。みゆき球場では、九州産業大、東北学院大が2桁得点。関西大は延長サヨナラ勝ちで2回戦に駒を進めた。

25日は2回戦8試合が予定されている。最注目は早稲田大と法政大による東京六大学決戦。リーグ戦では2勝1敗1分で早稲田大に軍配が上がった。今回も早稲田大か、1回戦の勢いを生かして法政大が8強入りか。