ジャパンウィンターリーグは9日、11月24日に開幕する2024年シーズンの全試合を、スポーツ専門の配信サービスを行う「DAZN(ダゾーン)」で独占無料生配信を行うと発表した。

 同リーグは、高校・大学・社会人と多様なカテゴリーで出場機会に恵まれなかった選手のアピールの場や、野球を通じた国際交流の場を目的として2022年に発足。翌2023年には10ヶ国101選手の参加で、海外選手8名を含む27名がプロ契約を果たし、今夏6月には西武がNPB球団で初の参加を発表するなど、さらなる発展と飛躍が期待されている。

 今年11月から開幕するシーズンでは、提携を発表したDAZNで全試合独占生配信を行うことを決定。リーグの認知度拡大のみならず、人口減少が危惧される野球界の発展に寄与していくという。会見に参加したDAZN Japanの笹本 裕CEOは、「新たな才能や未来のプロ野球選手を応援していただければ嬉しいです」と話していた。

 また、この日の会見で新たに日本の楽天、台湾の統一ライオンズ、そして中国からU-23の代表をメインとした26選手の派遣が決まったことも発表された。楽天からは同リーグの開催地である沖縄出身のワォーターズ 璃海 ジュミル内野手(ウェルネス沖縄)ら、5選手がプレー。ジャパンウィンターリーグの鷲崎 一誠代表は「気候、練習環境、育成環境」の3点を参加の要因にあげ、20度近い沖縄の気候やリーグの特徴である若手選手のアピールの場として活用できる利点を説明していた。

 今後もNPB球団や海外からの派遣選手について調整し、国内外問わず追加で参加する方針だと言う。鷲崎氏は、「ぜひグラウンドに足を運んで、近くから選手たちの躍動する姿を見に来て欲しいです」とコメントしていた。