先日、中日・立浪 和義前監督(PL学園)が今季限りで退任することが発表され、新監督に井上 一樹氏(鹿児島商)が就任することが決まった。

 「高校野球ドットコム」では9月29日からの期間、Xにて「来シーズンの中日次期監督」に関するアンケート調査を実施。ファンが期待する中日の次期監督を聞いた。

3位「監督初経験の中日OB」16.5%

 就任が発表される前には、中日OBから監督初経験の方を迎えるという意見が集まっていた。各種報道ではかつて中日のエースピッチャーとして活躍した山本 昌氏(日大藤沢)や、中日で7年間プレーし、阪神で監督を務めた矢野 燿大氏(桜宮)が候補としてあがり、チームの伝統や文化を守りつつ、新たな風を吹き込むことができるのではないかという期待が感じられた。

2位「外部からの招聘」28.7%

 2位には外部から新たな監督を招聘しよとする意見が約3割を占めた。中日の歴代監督を見ると、4度のリーグ優勝、1度の日本一を成し遂げている落合 博満氏(秋田工)や2020年に当時8年ぶりのAクラス入りへ導いた与田 剛氏(木更津中央=現・木更津総合)など、中日OBが務めてきており、チーム外部から新しい視点を持つ監督を迎え入れることで、チームを一新したいというファンの思いが多くみられた。

1位「2軍監督・コーチ」45.3%

 1位は2軍で指揮にあたっている監督や1軍コーチ陣からの昇格に、約半数以上の票が集まった。シーズン終了後から就任が濃厚となっていた井上2軍監督は、2011年に二軍監督に就任すると2年ぶりのウエスタン・リーグ、その後のファーム日本選手権も制して日本一を達成している。阪神のコーチを経て、今年からは2度目の2軍監督に就任すると、ソフトバンクに次ぐウエスタン・リーグ2位の好成績を収めている。球団史上初の3年連続最下位に低迷したチームの再建を託される中、若い世代の選手達と共に戦った井上 一樹氏ならば、”強い中日”の復活を予感させる。ミスタードラゴンズから引き継いだ新チームの躍動に注目だ。