2024年秋季の九州地区高校野球福岡大会は12日、準決勝が行われ、育徳館西日本短大付が決勝に進出。育徳館は初の、西日本短大付は2年ぶりの秋季九州地区大会(26日開幕・大分)出場を決めた。

 育徳館は9回逆転サヨナラで東福岡を10対9で破った。1対5で迎えた7回、小森 航汰外野手(2年)の同点3ランなどで7点を奪って逆転に成功。その後、再び逆転を許したが、1点ビハインドの9回裏に荒津 星瑛内野手(2年)が逆転サヨナラの2点適時二塁打を放って、劇的勝利を挙げた。

 西日本短大付は2対1で修猷館に競り勝った。1回に1点を先制。3回に同点とされたが、5回に押し出し死球で1点を奪って逃げ切った。中野 琉碧投手(2年)がわずか3安打1失点(自責0)の好投を見せた。修猷館は接戦むなしく第1回大会以来、77年ぶりとなる九州大会出場はならなかった。

 13日に決勝が予定されている。