夏の甲子園の地方大会が本格的に始まった。NPB12球団のスカウトは、この時期ドラフト候補に挙がる高校生の最終チェックに入るという。

編集部でも恒例企画『ドラフト期待度ランキング』夏直前版発表する。今回は40位から31位を紹介しよう。

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40位~36位 将来性の高い投手九州の3投手が選出!

40位 金田 龍乃介投手(中津東)

177センチ77キロ 右投げ左打ち
直球の威力:A
投球フォーム:B
制球力:C
変化球:C
将来性:A
ドラフト:下位指名クラス

春季県大会で最速148キロを計測。身体の使い方が非常にうまく、回転数の高そうなストレートで打者を圧倒する。現在、DeNAのリリーフで活躍している中川 虎大投手(箕島)のような速球派右腕へ成長する可能性がある。この夏は1回勝てば明豊と対戦する。高卒プロを目指すとなれば、明豊戦でどれだけアピールできるかにかかっている。

39位 沼井 伶穏投手(横浜隼人)

186センチ82キロ 右投げ右打ち
直球の球威:A
投球フォーム:B
制球力:C
変化球:B
将来性:A
ドラフト:下位指名クラス

神奈川に現れた149キロ右腕。まだ粗削りな素材だが、長い手足を活かし、力強い腕の振りから常時140キロ中盤の速球を投げ込む。ボールにも角度を感じる。投球フォームの完成度も高く、夏には150キロ越えを期待できる。変化球の精度をさらに高めて、失点を与えない投球を続ければ、指名は確実だろう。

38位 片井 海斗内野手(二松学舎大付)

175センチ95キロ 右投げ右打ち
長打力:A
巧打力:B
守備力:C
走力:D
将来性:B
ドラフト:下位指名クラス

1年夏から甲子園に出場して社戦で豪快な本塁打を放った。速球投手にも対応でき、広角に打ち分ける打撃技術は秀でたものがある。今年のプロ野球は近年稀に見る投高打低。貴重な右の大砲として人気になりそうだ。スラッガーが少ない球団から中位以上の可能性もあるかもしれない。走塁、守備でアピールできるタイプでもないので、どんどん本塁打を打ってほしい。


片井海斗(二松学舎大)

37位 柴田 獅子投手(福岡大大濠)

186センチ85キロ 右投げ左打ち
直球の球威:C
投球フォーム:B
制球力:B
変化球:B
将来性:A
ドラフト:下位指名クラス

福岡を代表する大型右腕として注目を浴びている。九州担当のNPBスカウトからもストレートの角度、バランスの良い投球フォームを評価されている。ただ春の時点ではストレートの爆発力が物足りなかった。夏の福岡大会では球速・球威で成長を感じさせる投球を見せたい。

36位 西尾 海純投手(長崎日大)

177センチ75キロ 右投げ右打ち
直球の球威:B
投球フォーム:B
制球力:B 
変化球:A
将来性:B
ドラフト:下位指名クラス

2年春に甲子園でも登板した149キロ右腕。最終学年に入って球速が向上。打者の手元で曲がるカットボールでも圧倒する。好調時は140キロ後半の速球を投げ込み、コントロールの精度も高い。夏の大会では圧倒する投球をみせて、スカウトにアピールしたい。

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