夏の甲子園の地方大会が本格的に始まった。NPB12球団のスカウトは、この時期ドラフト候補に挙がる高校生の最終チェックに入るという。
編集部でも恒例企画『ドラフト期待度ランキング』夏直前版発表しよう。まずは50位から41位だ。
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50位~46位 大阪桐蔭のスラッガーがランクイン! 粗さが消えれば……
50位 西川 歩投手(山村学園)
172センチ75キロ 左投げ左打ち
直球の球威:C
投球フォーム:B
制球力:B
変化球:B
将来性:B
ドラフト:育成枠クラス
今年の埼玉県を代表する146キロ左腕。右打者の内角へ強気に投げ込むクロスファイヤーは迫力があり、打者は手が出ない。チェンジアップの精度も高い。スケールで圧倒できる投手ではないため、内外角への出し入れなどの投球術、ストレートのキレ、フィールディング、牽制などの投球以外の技術もアピールして、評価を高めたい。
49位 河野 伸一朗投手(宮崎学園)
189センチ72キロ 左投げ左打ち
直球の威力:D
投球フォーム:B
制球力:B
変化球:B
将来性:A
ドラフト:育成枠クラス
189センチの長身から最速140キロの速球、スライダー、カーブ、チェンジアップを操る大型左腕。プロ入りには、球速のベースアップが必要だろう。また、求めていきたいのは投球のコンビネーション。巨人の横川凱投手(大阪桐蔭)のように角度のある140キロ中盤の速球、曲がりが鋭い変化球のコンビネーションで勝負する投手になることを期待したい。
48位 梅澤 翔大投手(専大松戸)
175センチ72キロ 右投げ右打ち
直球の威力:C
投球フォーム:B
制球力:B
変化球:C
将来性:B
ドラフト:育成枠クラス
今年の千葉県No.1右腕。プロ志望となれば、有力候補となる。140キロ中盤の速球、120キロ後半のスライダーを投げ込み、打者を翻弄する。上背がないので、投球技術で勝負していきたい。防御率、奪三振率、被安打率、四死球率などの数字を残せるか注目したい。
梅澤翔大(専大松戸 )
47位 高柳 大治捕手(東邦)
188センチ90キロ 右投げ右打ち
長打力:B
巧打力:C
守備力:B
走力:C
将来性:C
ドラフト:育成枠クラス
188センチの大型捕手として注目されている。パワフルな打撃、投手としても140キロ中盤の速球を投げ込む強肩は魅力的だ。今年は全国的に捕手のドラフト候補が少なく、打撃、スローイング、キャッチングをしっかりとアピールして、評価を高めていきたい。
高柳 大治(東邦)
46位 ラマル ギービン ラタナヤケ内野手(大阪桐蔭)
180センチ82キロ 右投げ右打ち
長打力:A
巧打力:C
守備力:D
走力:C
将来性:B
ドラフト:育成枠クラス
1年秋から試合に出場してきたスラッガー。右中間にも上段まで運ぶパワーは圧倒的だ。しかし攻守ともに粗さが目立つため、使いどころが難しい。夏に向けて改善が見られるか。