2024年秋季の九州地区高校野球大会(26日開幕・大分)の組み合わせ抽選会が18日に開催される。来年春のセンバツ選考の重要参考資料となる大会で、九州地区の出場枠は4。センバツ出場へ大きく前進する4強入りを目指す戦いがいよいよスタートする。

 2015年からの10年間、21世紀枠での出場を除き、一般枠で九州からセンバツに出場したチームの県別延べ数では、福岡が8校と最も多い。次いで長崎、大分の7校となっているが、近年ではこの2県が強さを誇っている。

 大分では、2019年と2020年(コロナ禍で大会は中止)と2年連続して2校が出場。2019年からの6年間で一般枠出場がなかったのは2022年の1度のみで、その2022年も21世紀枠で大分舞鶴が出場している。チームの内訳は明豊が4度、大分商が2度、大分が1度。今年の九州大会は大分開催。明豊と柳ケ浦が、地の利を生かして県勢の連続出場を目指す。

 長崎勢は今年こそセンバツ出場校はないが、2020年から4年連続でセンバツ出場を果たしている。

 逆にもっとも少ないのは佐賀で、2022年の有田工だけ。21世紀枠だった2018年伊万里を入れても2校となっている。また、宮崎からはここ3年連続でセンバツ出場校がない。佐賀勢、宮崎勢の奮闘にも期待したいところだ。

 今年の秋季九州大会の出場校は以下の通り。

【福岡】

優勝 西日本短大付

準優勝 育徳館

【佐賀】

優勝 龍谷

準優勝 佐賀北

【長崎】

優勝 海星

準優勝 壱岐

【熊本】

優勝 専大熊本

準優勝 有明

【大分】

優勝 明豊

準優勝 柳ヶ浦

【宮崎】

優勝 日南学園

準優勝 聖心ウルスラ

【鹿児島】

優勝 神村学園

準優勝 鹿児島実

【沖縄】

優勝 沖縄尚学

準優勝 エナジックスポーツ