徳島の剛腕コンビがそろってランクイン!

35位 篠原 響投手(福井工大福井)

177センチ72キロ 右投げ右打ち
直球の威力:A
変化球:B
投球フォーム:B
制球力:B
将来性:B
指名順位:下位
将来像:東晃平(オリックス)

 春の大会で浮上してきた速球派右腕。軸足にしっかりと体重が乗った投球フォームから繰り出す140キロ後半の速球は角度があり、スライダー、カーブ、チェンジアップと変化球の精度も悪くない。総合力の高い投手だが、イニングによって投球が単調になることがある。しっかりと基礎を高めて行けば数年後には150キロオーバーの速球投手になるかもしれない。

34位 三井 雄心内野手(浦和学院)

180センチ80キロ 右投げ左打ち
長打力:B
巧打力:B
守備力:A
走力:B
将来性:B
指名順位:下位
将来像:鉄平(元楽天)

 高校通算34本塁打を放った長打力に加え、広角に打ち返す打撃技術、足もまずまずの速さがあり、守備も三塁手の中では一級品で、さらに強肩。全てにおいてそつなくこなせる選手だが、プロ目線で見ると、特徴がないように感じる。通算本塁打数の多さを見れば、かなり能力が高い選手であることは間違いないのだが、公式戦で力を発揮できなかったため、実力ほどに評価が上がらなかった。練習試合から熱心に追いかけた球団が指名するか。

33位 冨士 大和投手(大宮東)

184センチ78キロ 左投げ左打ち
直球の威力:B
変化球:C
投球フォーム:A
制球力:B
将来性:A
指名順位:下位
将来像:齋藤 綱記(中日)

 大学、社会人、独立の全カテゴリーの投手の中でも極めて特徴的な変則投球フォームの大型左腕。打者から見にくいフォームから投じる140キロ台のストレートは他の投手よりも速く感じ、空振りも奪える。この夏は15回を投げ、18奪三振。ただ、突出した変化球がないのが大きな課題だ。変則派は嵌まれば大きな戦力になるが、うまくいかないと全く戦力にならないことがある。手を挙げる球団が出てくることを期待したい。

32位 川勝 空人投手(生光学園)

181センチ84キロ 右投げ右打ち
直球の威力:A
変化球:B
投球フォーム:B
制球力:C
将来性:A
指名順位:下位
将来像:宋 家豪(楽天)

 2年夏で常時140キロ台後半、最速153キロのストレートを投げ込み、140キロ近い高速変化球の精度も高く、昨秋の段階ではドラ1候補に挙げられていた逸材。しかし、その後は故障などがあり、順調にいかなかった。投げる試合では各球団の幹部が訪れており、球界の期待は大きい。とにかく万全の状態で投げられる体を作ることからスタートになるだろう。2年目以降、剛腕として活躍できるのではないか。

31位 吉岡 暖投手(阿南光)

182センチ85キロ 右投げ右打ち
直球の威力:B
変化球:A
投球フォーム:B
制球力:B
将来性:B
指名順位:下位
将来像:吉村貢司郎(ヤクルト)

 チームをセンバツベスト8に導き、高校日本代表候補にも選出。招待試合では大阪桐蔭相手に1失点完投勝利を収めた。投手としての完成度、変化球の精度の高さは上位。フォーク、ツーシームで次々と三振を奪えるが、根本であるストレートが夏まで進化できなかった。甘いボールが多く、一軍で活躍するには時間がかかるだろう。それでも体作りをしっかりと行えば、先発投手として活躍できる基礎能力の高さがある。

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