2024年の秋季北信越地区高校野球大会が終了した。この大会で富山勢では高岡第一が唯一、4強に進出。来年春のセンバツ出場枠2へ大きく前進する決勝進出を狙ったが、日本航空石川(石川)の前にコールド負けを喫した。

 一般枠としての出場が厳しくなった富山県勢だが、21世紀枠での出場があるかどうか。今後決まる県推薦校の目安となる秋季県大会のベスト16は以下の通りとなっている。(★は公立、カッコ内は北信越大会結果)

優勝 富山第一(初戦敗退)

準優勝 ★富山北部(初戦敗退)

3位 高岡第一(4強)

4位 ★砺波

8強

富山国際大付

★桜井

福岡

富山工

ベスト16

高岡南

南砺福野

富山いずみ

滑川

魚津

未来富山

氷見

不二越工

 惜しくも北信越大会出場は逃したが、砺波が創部初の4強入りを果たした。同校野球部は今年で創部100周年。節目の年に快進撃を見せたことになる。初戦でコールド勝ちすると、3回戦で23年センバツ出場の氷見を破り、準々決勝では富山工に競り勝った。準決勝、3位決定戦で敗れ、1974年春以来、50年ぶりの北信越大会出場は逃したが、その実力は大いにアピールした。

 8強以上のなかで、過去の21世紀枠県推薦校に選ばれているのは富山北部水橋との連合も含む)、砺波富山国際大付、福岡、富山工

 昨年は富山県で準優勝して北信越大会に出場した富山北部が県推薦校となり、北信越地区での推薦校にもなった。今年選ばれるのは、どの高校になるのか。