23年のヤクルトドラフト1位の西舘 昂汰投手(筑陽学園-専修大)が戦力外通告を受けた。トミー・ジョン手術を受けている西舘は育成契約に移行すると見られる。西舘は自主トレから肘を痛め、ノースロー調整。二軍では5試合9回を投げ、防御率5.00、11奪三振を記録。8月13日の西武戦で先発したが、2回4失点。常時140キロ後半で最速149キロだった。

 大卒のドラフト1位投手がトミー・ジョン手術の影響で1年目に戦力外を受けるのはオリックス・椋木 蓮投手以来、2年ぶり。21年ドラフト1位の椋木は1年目から一軍4試合に先発し、2勝1敗、17.2回を投げ、21奪三振、防御率1.02と好成績を残すが、1年目の9月に肘を痛め、トミー・ジョン手術を受けた。その年に戦力外通告を受け、育成選手に移行。23年は登板がなく、24年から一軍復帰。10試合に登板し、1勝1敗だった。

 西舘は復帰して、支配下登録に返り咲くまでの状態に取り戻すことができるか。