2024年秋季中国地区高校野球大会(島根)は27日、準々決勝が行われベスト4が決まった。

矢上(島根)が6対5で倉敷商(岡山)に競り勝った。初回に2点、2回に3点と序盤で5対0とリード。中盤に同点とされたが、7回に1点を勝ち越すとそのまま逃げ切った。元プロ野球広島でプレーしていた山本翔監督率いる公立高校が初の4強入り。あと1勝で、春夏通じて初の甲子園に大きく前進する。

広島商(広島)は2対1で開星(島根)に競り勝ってベスト4入りを果たした。初回に2点を先制すると、相手の反撃を2回の1点に食い止めて逃げ切った。先発の徳永 啓人投手(2年)が5安打1失点完投の好投を見せた。

米子松蔭(鳥取)が延長11回タイブレークの末に、4対3で盈進(広島)にサヨナラ勝ちして4強入りを決めた。0対1で迎えた9回裏に追いついて延長戦へ。10回も2点を失いながらその裏に2点を奪って11回に入ると、相手の攻撃を無失点に抑え、その裏に1点を奪ってサヨナラ勝ちした。

夏春連続の甲子園を狙う岡山学芸館(岡山)は、9対2の8回コールドで大田(島根)を退けて4強入り。1対1で迎えた5回に2点を勝ち越すと、その後も得点を追加してコールド勝ちに持ち込んだ。

11月2日に準決勝の米子松蔭矢上広島商岡山学芸館が予定されている。