来年春のセンバツ選考の重要参考資料となる、2024年秋季の九州地区高校野球大会(大分)は27日、1回戦が行われ、8強が出揃った。

鹿児島実(鹿児島)が2対1で明豊(大分)に競り勝った。1回に1点を先制すると、6回にも1点を追加。相手強力打線を1点に抑えて逃げ切った。先発の大野 純之介投手(2年)が1失点完投勝利。ソフトバンクに入団した大野 稼頭央投手(大島出身)を長男とした「大野三兄弟」の末っ子右腕が、4季連続甲子園出場を狙った明豊を封じ込めた。

有明(熊本)は延長11回タイブレークの末に、7対6で海星(長崎)にサヨナラ勝ちした。1点リードを8回に追いつかれて延長戦へ。10回表に1点を奪われたが追いつき、11回にも1点を勝ち越されたが、その裏に2点を奪って逆転サヨナラ勝ちを収めた。

沖縄尚学(沖縄)は佐賀北(佐賀)との接戦を3対2で制した。2対1とリードした9回に1点を奪って突き放し、その裏の攻撃を1点に食い止めて逃げ切った。

西日本短大付(福岡)は7回コールドの14対2で聖心ウルスラ(宮崎)に快勝した。2回に6点を先制するなど集中攻撃を見せた。

28日に準々決勝2試合、育徳館-柳ケ浦、エナジックスポーツ壱岐が行われ、勝てばセンバツ出場へ大きく前進する。