来年春のセンバツ選考の重要参考資料となる、2024年秋季の九州地区高校野球大会(大分)は28日、準々決勝2試合が行われた。

 柳ケ浦(大分)は3対0で育徳館(福岡)を破って4強を決め、2005年以来、20年ぶり3度目のセンバツ出場に大きく前進した。初回に2点を先制。6回にも1点を加えて突き放した。3投手がそれぞれ持ち味を発揮して「完封リレー」を完成。わずか2安打に抑える好投だった。

 エナジックスポーツ(沖縄)は7回コールドの9対2で壱岐(長崎)に勝利。九州大会初の4強入りを決め、春夏通じて初の甲子園となるセンバツ出場へ大きく前進した。初回に4点を先制すると、2回にも4点を加えて序盤から大量リード。打線が機能しての快勝だった。創部わずか3年目で秋季九州大会4強入り。すでにドラフト指名選手も輩出した沖縄の新鋭が、九州の頂点も狙いに行く。

 29日も準々決勝2試合が行われ、ベスト4が出揃う。