日本ハムに18年のドラフト5位で入団した柿木 蓮投手(大阪桐蔭)が戦力外通告を受けた。

 大阪桐蔭時代は、最速151キロの直球を武器にする本格派右腕として名を馳せた。同学年には根尾 昂投手(現・中日)や藤原 恭太外野手(現・ロッテ)ら、後にドラフト1位でプロ入りを果たす選手がおり、”最強世代”としても知られるチームの「背番号1」を背負っていた。甲子園には4度出場し、3年夏には決勝戦で吉田 輝星投手(現・オリックス)を擁する金足農と対戦。9回2失点に抑えて史上初となる2度目の春夏連覇を達成している。

 輝かしい功績の一方、プロ入り後は苦しんだ。日本ハムに5位指名を受けて入団を果たしたが、2軍暮らしが続き3年目まで一軍のマウンドに立つことは無かった。プロ4年目にして初めて一軍初出場を果たしたが、中継ぎとして4試合に登板するに留まり、同年オフに戦力外通告。翌年から育成契約を結んで支配下復帰を目指したが敵わず、2年で構想から外れることとなった。

 今後はトライアウトに参加する模様だ。未だ24歳の右腕の獲得に名乗りを上げる球団はあるのか注目だ。