来年春のセンバツ選考の重要参考資料となる、2024年の秋季近畿地区高校野球大会(兵庫)は、3日に準決勝を迎える。今大会2勝を挙げ、センバツ出場へ大きく前進している4校による熱戦に期待が高まる。
対戦カードは以下の通り。
和歌山勢2校が4強に入り、直接対決する。和歌山県内では「宿敵同士」だけに、激戦が予想される。近年の両者の対戦は以下の通り。
23年春決勝 〇市和歌山5-3
22年春準決勝 〇智弁和歌山4-2
21年夏決勝 〇智弁和歌山4-1
21年春決勝 〇智弁和歌山7-1
20年秋近畿準々決勝 〇市和歌山2-0
20年秋準決勝 〇市和歌山5-4
対戦成績は3勝3敗の全くの五分。智弁和歌山は20年以降、和歌山県内で6敗しかしていないが、その半分の3敗を喫したのが市和歌山である。意地と意地がぶつかり合う激しい戦いとなりそうだ。
もう1つのカードは、甲子園でも実績を残している両者の対戦となった。天理は夏2回、春1回の甲子園優勝経験があり、東洋大姫路も夏1回の優勝を誇る。東洋大姫路の右腕エース・阪下 漣投手(2年)は大会2試合16イニングを投げて無失点と絶好調。準々決勝の大阪学院大(大阪)戦では、わずか90球での完封の「マダックス」を無四球で完成した。天理打線がどう攻略するかが見どころとなる。