中日の三好 大倫外野手(三本松)が戦力外となった。近年、中日は一軍試合出場があった中堅層の野手が戦力外になっている。今季、4年目を迎えた三好は開幕スタメンを手にして、37試合に出場して、82打数18安打、打率.220だったが、29日に戦力外が決まった。
23年は当時6年目の伊藤 康祐外野手(中京大中京)が戦力外。この年は34試合に出場して、打率.150に終わった。22年は大卒4年目の滝野 要内野手(大垣日大)は10打数3安打を記録しながらも戦力外。大卒7年目の渡辺 勝外野手(東海大相模)は10試合で打率.222に終わり、岡林勇希外野手(菰野)の台頭もあり、戦力外となった。21年は7年目の井領 雅貴外野手(桐蔭学園)、10年目の武田 健吾外野手(自由ケ丘)、遠藤と3人の外野手が戦力外。最終年の成績を見ると、井領は38試合、打率.219、1本塁打、2打点、遠藤は20年まで通算293試合出場していたが、21年は一軍出場なしに終わった。そして武田は一軍フル登録で、93試合出場で打率.132に終わった。
改めて成績を見ると低打率、低打点の選手が多く、戦力外となっても致し方ないところはある。中堅の選手たちは一軍で高い打撃成績を残したいところだ。
こうした入れ替えで、今年、内野手では社会人出身の福永 裕基内野手(天理)が111試合、打率.306、6本塁打、40打点と強打者として台頭。外野手では現役ドラフトで移籍した細川成也外野手(明秀日立)がすっかりとチームの主砲へ成長。ブライト 健太外野手(葛飾野)、鵜飼 航丞外野手(中京大中京)といった大砲コンビもブレイク待ちとなっている。粗削りであるが、この2人が本塁打を量産するような活躍を見せれば、スケールの大きい打線になっていくかもしれない。