来年2025年春のセンバツ選考の重要参考資料となる、全国の秋季地区大会が終盤戦に入ってきている。1日現在で、北海道、東北、東海、北信越地区は大会が終了。残る地区も4強が出揃って、準決勝、決勝を迎えようとしている。

 現段階で、19校が来年センバツの一般枠として出場へ大きく前進しているが、その一方で地区大会で早々に敗れて、センバツ出場が絶望的となっている全国有数の強豪校もある。

 10月26日、27日で行われた各地の秋季大会では、有名校の敗退が相次いだ。関東地区では夏春連続甲子園を狙った東海大相模(神奈川)が初戦敗退。近畿地区では6大会連続のセンバツ出場を狙った大阪桐蔭(大阪)も初戦敗退を喫した。

 東海大相模山梨学院(山梨)に延長10回タイブレークの末にサヨナラ負け。9回土壇場で追いつく粘りを見せたが、勝利には届かなかった。

 大阪桐蔭滋賀学園(滋賀)の前に2対3で敗れた。6回に投手陣が崩れての逆転負け。打線も決定打を欠き、初戦敗退は実に14年ぶりのことだった。

 九州地区では4季連続甲子園出場を狙った明豊(大分)、神村学園(鹿児島)も初戦で敗れた。

 来年春のセンバツ出場校には、フレッシュな顔が多く入ることになるかもしれない。

 1日現在、全国でセンバツ出場が厳しくなっている主な強豪&注目校は以下の通り。(★は24年夏甲子園出場、カッコ内は秋季大会最終成績)

【北海道】

クラーク国際(全道8強)

北照(全道2回戦)

【東北】

仙台育英(宮城=東北8強)

鶴岡東(山形=東北8強)

八戸学院光星(青森=東北2回戦)

学法石川(福島=東北1回戦)

盛岡大付(岩手8強)

金足農(秋田4回戦)

明桜(秋田4回戦)

東北(宮城2回戦)

【関東】

常総学院(茨城4強)

作新学院(栃木4強)

前橋育英(群馬4強)

桐生第一(群馬2回戦)

浦和学院(埼玉8強)

花咲徳栄(埼玉3回戦)

昌平(埼玉3回戦)

専大松戸(千葉4強)

木更津総合(千葉8強)

中央学院(千葉1回戦)

東海大相模(神奈川=関東1回戦)

【東京】

日大三(都8強)

関東第一(都3回戦)

国学院久我山(都3回戦)

【北信越】

帝京長岡(新潟=北信越1回戦)

日本文理(新潟8強)

松商学園(長野2回戦)

富山商(富山2回戦)

星稜(石川8強)

北陸(福井1回戦)

【東海】

中京大中京(愛知=東海8強)

日大三島(静岡4強)

静岡(静岡2回戦)

愛工大名電(愛知3回戦)

享栄(愛知2回戦)

東邦(地区予選敗退)

県岐阜商(岐阜8強)

三重(三重1回戦)

【近畿】

龍谷大平安(京都=近畿1回戦)

履正社(大阪=近畿1回戦)

大阪桐蔭(大阪=近畿1回戦)

近江(滋賀4強)

京都外大西(京都8強)

京都国際(京都4回戦)

報徳学園(兵庫2回戦)

智弁学園(奈良4強)

【中国】

創志学園(岡山=中国1回戦)

広陵(広島2回戦)

広島新庄(広島4強)

鳥取城北(鳥取8強)

大社(島根2回戦)

宇部鴻城(山口3回戦)

下関国際(山口=中国1回戦)

【四国】

松山商(愛媛=四国1回戦)

徳島商(徳島2回戦)

済美(愛媛本選1回戦)

高知(高知=四国1回戦)

高知商(高知2回戦)

【九州】

福岡大大濠(福岡5回戦)

九州国際大付(福岡3回戦)

佐賀商(佐賀3回戦)

創成館(長崎8強)

長崎日大(長崎2回戦)

熊本工(熊本4強)

九州学院(熊本2回戦)

明豊(大分=九州1回戦)

神村学園(鹿児島=九州1回戦)

興南(沖縄2回戦)