四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスが、今季主将を務めた寺岡 丈翔外野手(東福岡―福岡大)の任意引退を発表した。

 50m5.9秒の脚力に持ち前の強肩で低く鋭い送球にも定評がある外野手。1年目はリーグ戦合全出場に出場も、打率.236、4本塁打、27打点とアピール不足に終わったが、2年目オフのトレーニングで打撃を改善。前期リーグ戦で6本塁打、43打点、14盗塁の3冠を達成し、年間を通して65打点をあげてリーグ最多打点記録を更新。

 2年目の打撃力向上について過去の取材ではこう語っていた。

「昨年までは大振りなスイングでしたが、岡本 哲司監督にも指導いただき、振りを小さくしました。コンパクトなスイングに変えたことで、より体の近くで球を捉えることができるようになり、確率も上がるようになりました」

 結果、年間MVP、ベストナインに選出されるなど、圧巻の成績を残してチームの5季連続優勝に貢献。複数球団から調査者をもらい、ドラフト当日の吉報を待ったが夢のNPB入りは叶わなかった。

 現・DeNAの井上 絢登内野手(久留米商-福岡大-徳島IS)とは、小・中・大と同じチームでプレー。一学年上ながら”ケンティー”と呼ぶ間柄の背中を追いかけたが、それぞれの道を歩む決断を下した。

【本人コメント(球団公式サイトより引用)】
いつも温かいご声援ありがとうございます。今シーズンを持って徳島インディゴソックスを退団し、野球を引退することとなりました。二年間本当にお世話になりました!今シーズンはキャプテンを務めさせていただき、プレイヤーとしても人間としても大きく成長することができたと思います。日本一、ドラフト指名という目標を達成することはできませんでしたがインディゴソックスでキャプテンをしたこと、チームメイトと日本一、ドラフト指名を目指し野球に没頭することができたことを誇りに思います。

このような素晴らしい経験ができたことをいつも応援してくれた家族、インディゴソックスの職員のみなさん、監督、コーチ、トレーナー、ファンの皆様、スポンサーの皆様に感謝し、一生懸命生きていきます!みなさんとのお別れはとても寂しいです。

本当にお世話になりました!!

これからも引き続き徳島インディゴソックスに温かいご声援よろしくお願いいたします。