来年春のセンバツ選考の重要参考資料となる、2024年秋季の九州地区高校野球大会(大分)は3日、準決勝が行われ、エナジックスポーツ(沖縄)と沖縄尚学(沖縄)が決勝に進んだ。

 エナジックスポーツは4対2で柳ケ浦(大分)に競り勝った。1対1で迎えた4回に1点を勝ち越すと、6回にも1点を追加。8回にもダメ押しの1点を加えた。先発の久高 颯投手(2年)が、投げては99球6安打2失点の完投勝利を挙げ、打っては先制打を含む2打数2安打3打点と大活躍し、創部3年目での初決勝進出に貢献した。

 沖縄尚学は6回コールドの11対1で西日本短大付(福岡)を破り、優勝した2022年以来2年ぶりの決勝に進んだ。初回に打者一巡の猛攻。5連打を含む8安打と2四球をからめて8得点して一気にリードを奪うと、その後も小刻みに得点を重ねて快勝した。

 沖縄尚学美里工が戦った2013年以来、11年ぶりの沖縄同士の決勝は、4日に予定されている。