2024年の秋季東京都高校野球大会は3日、準決勝が行われ、早稲田実二松学舎大付が決勝進出を決め、来年春のセンバツ出場へ1歩前進した。

 早稲田実は6対0で淑徳を破って、優勝した2016年以来、8年ぶりの決勝進出を果たした。初回に1点を先制すると、5回にも1点を追加。8回には4点を奪ってダメを押した。先発の中村 心大投手(2年)は、4安打10奪三振の完封勝利。初の4強入りで勢いに乗る淑徳打線を封じ込めた。

 二松学舎大付は8回コールドの7対0で帝京を下し、2年ぶりの決勝に駒を進めた。3回に2点を先制。5回に2点を追加すると、8回には3点を挙げて勝負を決めた。打線が11安打を放てば、投手陣も2投手のリレーで無失点。3戦連続のコールド勝ちと強さを誇った。

 早稲田実二松学舎大付の秋季都大会決勝対決は、早稲田実が優勝した1981年以来、43年ぶり。東京からのセンバツ出場枠は1。運命の決勝は7日に予定されている。