来年春のセンバツ選考の重要参考資料となる、2024年秋季関東地区高校野球大会(神奈川)は3日、準決勝が行われ、横浜(神奈川)と健大高崎(群馬)が決勝進出を決めた。

 横浜は3対2で浦和実(埼玉)に逆転勝ちし、優勝した2007年以来、17年ぶりに決勝に駒を進めた。

 1対2で迎えた5回に、3番の奥村 凌大内野手(2年)、4番の小野 舜友外野手(1年)の連続適時打で2点を奪って、試合をひっくり返した。浦和実の先発、左腕の石戸 颯汰投手(2年)から、中軸2人の左打者が連続適時打をマークし、勝利の立役者となった。

 投げては、織田 翔希投手(1年)が7回から4番手として登板し、3イニングを無安打無失点リリーフ。3者連続を含む毎回の4三振を奪う力投で、勝利をもたらした。

 健大高崎(群馬)は千葉黎明(千葉)を6対0で下し、優勝した2020年以来、4年ぶりの決勝進出を果たした。

 初回に2点を先制すると4回にも2点、5回には1点を追加するなど、打線が13安打と猛攻を見せ、相手に流れを渡さなかった。投げては3投手が5安打の「完封リレー」で快勝につなげた。

 4日に決勝が予定されている。