横浜のスーパー1年生右腕・織田 翔希投手は見事な投球だった。7回途中まで3失点だったが、関東大会では計18.1回を投げて、3失点、15奪三振と申し分ない投球だった。
初回に1点を失ったが、2回以降は立ち直りを見せた。ストレートの最速は149キロを計測。試合序盤は平均球速142キロをマークしており、連投でもストレートは走っていた。110キロ台のカーブ、110キロ後半のチェンジアップの精度も高いものがあった。
ただ6回以降は疲労が見え、140キロ以下のストレートが多くなった。7回には長打を浴びて2失点。3失点になったところでマウンドを降りた。
厳しい場面でも投げきった。特に今大会、打線が活発だった健大高崎相手にも試合が作れたのは大きく評価できる。とても1年生とは思えない投球。明治神宮大会ではいきなり試合巧者・明徳義塾と対戦する。織田の真価が問われる試合となるだろう。
<織田 翔希・イニングごとの最高球速>
1回 最速145キロ
2回 最速145キロ
3回 最速149キロ
4回 最速149キロ
5回 最速144キロ
6回 最速142キロ
7回 最速144キロ
平均球速 141.15キロ
140キロ以上 57球中、40球