2024年の秋季東京都高校野球大会は、7日に決勝を迎え、長丁場だった都大会がようやく終わる。決勝を戦うのは早稲田実二松学舎大付。勝った方が、来年春のセンバツ出場へ大きく前進するが、敗れた方も試合内容によってはセンバツ切符の可能性は残るだけに、熱戦に期待される。

 早稲田実は2016年以来8年ぶり、二松学舎大付は2003年以来21年ぶりの優勝を狙うが、近年の直接対決では、二松学舎大付が勝利を収めている。

 20年秋準々決勝 二松学舎大付〇6-4

 15年秋2回戦 二松学舎大付〇2-1

 早稲田実としては、リベンジを狙って決勝に挑むことになる。中村 心大投手(2年)、山中 晴翔捕手(2年)のバッテリーに加え、国光 翔内野手(2年)、灘本 塁外野手(2年)の4人は今年の夏甲子園を経験し、今年もチーム引っ張る存在となっている。経験を生かして夏春連続甲子園を引き寄せることができるか。

 二松学舎大付は都大会5試合すべて、2ケタ安打をマークするなど、打線が好調。チーム打率は4割を超える。なかでも1番・入山 唯斗内野手(2年)が.500、6番・花澤 莞爾外野手(2年)が.625の高打率を残し、打線を引っ張っている。

 早稲田実のバッテリー対二松学舎大付打線の結果が、勝敗を左右しそうだ。