全国各地の秋季地区大会が終わり、20日に開幕する第55回明治神宮野球大会(神宮)の出場校が出揃った。各地区のチャンピオンによる「秋の全国大会」。10校の今年の顔ぶれを紹介していく。
第2回は東北大会で7年ぶり2回目の優勝を果たした聖光学院(福島)。福島大会準決勝まで圧倒的な力で勝ち上がり、決勝と東北大会では競り合いに勝利して頂点まで上り詰めた。
秋季大会の戦いは以下の通り。
<秋季大会戦績>
★福島県大会
2回戦 13-0只見
3回戦 10-0会津
準々決勝 13-5いわき湯本
準決勝 10-3学法石川
決勝 2-1 東日大昌平
★東北大会
2回戦 5-1能代松陽(秋田)
準々決勝 3-2仙台育英(宮城)
準決勝 7-1山形中央(山形)
決勝 3-2青森山田(青森)
投手陣では背番号10の技巧派サイド左腕・大嶋 哲平投手(2年)が東北大会全試合に先発。背番号1の管野 蓮投手(2年)がリリーフに回った。大嶋は山形中央戦で公式戦初完投となる1失点完投勝利。持ち前の制球力を生かして、仙台育英、青森山田戦でも終盤まで2失点に抑えて勝利に貢献した。菅野は短いイニングではあるが、東北大会では失点を許さなかった。
<主な投手成績>
大嶋 哲平 4試合30.1回15三振、防御率1.78
管野 蓮 3試合5.2回1三振、防御率0.00
打撃陣では、東北大会で本塁打を放った選手こそいないが、上位打線は好調だった。特に2番の猪俣 陽向内野手(1年)と4番の竹内 啓汰外野手(2年)は14打数7安打、打率.500をマーク。3番の菊地 政善内野手(2年)、6番・石澤 琉聖内野手(2年)はともにチームトップの4打点を挙げ、勝利に貢献した。菊地は決勝で、優勝を決める勝ち越し打を放つなど勝負強さを発揮した。
<東北大会の決勝スタメン・打率>
(カッコ内は本塁打数)
(左)芳賀 巧.333
(三)猪俣 陽向.500
(一)菊地 政善.438
(中)竹内 啓汰.500
(右)坂元 壱.375
(遊)石澤 琉聖.231
(捕)仁平 大智.125
(二)小林 海童.000
(投)大嶋 哲平.273
7年ぶり2度目の出場となる明治神宮大会では、20日の開幕戦で近畿地区代表の東洋大姫路(兵庫)と対戦。大会初勝利をかけて近畿王者と対戦する。