10日、四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスがSNSを更新。10月末に退団を発表していた石川 槙貴投手(鹿児島城西―九州共立大)が韓国プロ野球(KBO)で韓国シリーズを制した起亜タイガースの秋季キャンプにテスト参加していることを報告した。

 石川は3年目の今季、最速152キロの速球にキレのあるスライダーを武器に先発として躍動。20登板で防御率1.72、8勝1敗の好成績で最多勝を獲得していた。

 チームは今季5月、エース右腕の白川 恵翔投手(池田)がKBOで新設された「代替外国人選手制度」の第1号として移籍を果たしている。先に所属したSSGランダ―スでは5登板で2勝2敗、奪三振率は10点台を記録すると、7月上旬には斗山ベアーズに移籍。8月16日のKTウィズ戦で韓国球界入り後初の8回を投げ、無失点の好投でシーズン4勝目をあげていた。

 白川はSSGランダースとの契約が6週間で150万円(インセンティブ含む)、斗山とは520万円(インセンティブ含む)と3倍以上の契約金に。さらには2週間の延長で200万円(インセンティブを含む)の好待遇を受けるなど、“コリアンドリーム”を掴み取っていた。石川も起亜タイガースとの契約が決まり、好成績を残せば大型契約も夢ではない。再び「日本人独立リーガー」の価値を高めることが出来るのか。今後も注目の存在だ。

■本人コメント(球団公式SNSから引用)
「本日より韓国の起亜タイガースのキャンプにテスト参加してます!
インディゴの誇りを持って、NPBに選ばれた選手に負けじと頑張って合格を勝ち取ります!」