ZOZOマリンスタジアムで行われているプロ野球12球団合同トライアウト。別格のパフォーマンスを見せたのがソフトバンク5年目の二刀流・小林 珠維投手(東海大札幌)だ。

 今季二軍ではわずか2試合で、防御率6.00に終わった小林。他の登板投手と比べても明らかに球威が違った。巨人・菊田 拡和内野手(常総学院)を直球で空振り三振に切って取り、西武・高木 渉外野手(真颯館)も直球で空振り三振に仕留めた。常時145キロ〜147キロの速球は伸びがあり、最速147キロは参加投手の中で2位の数字だ。

 100キロ台のカーブを織り交ぜ、投手として高い素質を見せた。東海大札幌時代は本格派右腕として注目されたが、野手として評価され、19年のドラフトでは4位指名。昨季から二刀流に挑戦していた。

 打席にも立ち、第1打席は二直だった。