14日のトライアウトに参加した西武・鈴木 将平外野手(静岡)が2安打を記録した。午前の部では最速154キロをマークした楽天・清宮 虎多朗投手(八千代松陰)の139キロフォークに右腕1本でついていき、絶妙な右前安打。巨人・笠島 尚樹投手(敦賀気比)に対しては常時140キロ台中盤の速球に振り負けせず、見事な右前安打。凡退した打席も鋭いライナーを打ち返し、センターの守備でもファインプレーも見せ、攻守ともに安定していた。参加した野手では、最も内容が良かった。

 鈴木は「まだ動けることをしっかりとアピール出来たと思います」と安堵の表情。二次戦力外となった心境については「発表日の前日に電話があり、覚悟していた。実際に決まってからはとても悔しい気持ちになった」と振り返る。

 できることはやった。「連絡が来ることを待ちたいと思います」と語った鈴木。

 今季まで通算252試合、163安打を放った26歳に吉報は届くのか。