日本ハム、巨人で活躍し、現在はオイシックス新潟でプレーする陽 岱鋼外野手(福岡第一)が、トライアウトに参加した。

 開口一番「いい一日を過ごしました」と振り返ったベテランは、若手に交ざりながらグラウンドを駆け回った。

 4打数無安打に終わったが、第一打席で左翼へフェンス手前の大飛球を放った。「うまく押し込むことが出来ました」と快音を響かせ、NPBで一軍通算1,164安打の実力を見せつけた。

 トライアウト参加はまさにサプライズだった。今季NPBに新規参入したオイシックス新潟、くふうハヤテベンチャーズ静岡の両チームから唯一の参加となったが、「いろいろ経験したかった。野球人生は一回しかないので、この年齢になっても挑戦する気持ちを持たなければいけないと思って受けました」と参加した理由を語っていた。

 来季も新潟でプレーする予定だという。今回の経験について問われると「プラスにしかならない。誰も経験できるものではないので、(新潟に)帰って後輩たちに伝えたい」と話していた。