戦力外となったDeNAの石川 達也投手(横浜)の移籍先が巨人に決まった。今季は一軍15試合登板で、防御率1.95の好成績だった。今季は二軍では28試合で防御率2.84と二軍日本一にも貢献した。今季の投球を見ると、常時140キロ中盤の速球、135キロ前後のカットボール、120キロ近いチェンジアップで翻弄する投手で、23年は32回を投げて34奪三振と三振を奪える左腕として活躍していた。

 巨人は58試合登板、防御率2.44のバルドナード投手、51試合登板、防御率2.04の高梨 雄平投手(川越東)と2人の中継ぎ左腕が活躍しているが、それに続く左腕が少なく、これまでセットアッパーとして活躍していた中川 皓太投手(山陽)が今季、防御率8.76と悪化していた。左の中継ぎを強化する大きな補強となった。