14日のFA公示から加熱する今冬のストーブリーグ。阪神の大山 悠輔内野手(つくば秀英―白鴎大)やソフトバンクの甲斐 拓也捕手(楊志館)、石川 柊太投手(総合工科―創価大)ら、主力選手の去就に注目が集まっている。
連日大型契約報道がされる中、お買い得なFA選手がいる。中日の福谷 浩司投手(横須賀―慶応義塾大)だ。
福谷は2013年にドラフト1位で中日に入団すると、2年目には72試合で32ホールド、11セーブをあげた。その後も中継ぎとして登板していたが、19年から先発に転向。20年に8勝2敗の好成績を残し、翌21年に開幕投手も務めている。
プロ12年目の今季は3勝ちに終わったが、直球の力強さは健在。現在はプエルトリコのウインターリーグに参加しながら来季に備えている状況だ。
福谷は今季の推定年俸が2000万円とされ、同じくFA権を行使したソフトバンク石川が1億2000万円と、同じCランクでも金額に大きな差異がある。先発・中継ぎどちらも経験しているだけに、石川の去就次第では高く評価する球団も現れるのではないか。33歳右腕はどのような決断を下すのか。