前阪神の遠藤 成内野手(東海大相模)の移籍先がオリックスに決まった。育成選手として再スタートを切る遠藤はオリックスの秋季キャンプに参加していた。今季は二軍出塁率.392を記録し、さらにウエスタンリーグ2位の30盗塁を記録した走れる内野手である。

 オリックスの二塁手を見ると絶対的なレギュラーはいない。今季最多出場は今季6年目の太田 椋内野手(天理)で54試合出場。18年のドラフト1位の太田は今季は自己最多の6本塁打を記録し、一塁手としての出場も多い。2位はベテランの西野 真弘内野手(東海大浦安)で43試合出場だった。

 二軍でも絶対的なレギュラーは不在で、なんと16選手が出場した。基準以上の走力がある遠藤はまず二軍ではレギュラー候補になりそうだ。支配下登録にはやはり打力アップだ。今季は二軍で0本塁打。高校時代は通算45本塁打を記録しており、178センチ85キロとがっしりした体格を見れば、もっと打者として伸びる気配がある。環境が変わって、飛躍することができるか注目だ。