<明治神宮野球大会高校の部:東海大札幌3-0大垣日大> 20日◇ 1回戦◇ 明治神宮野球場
東海大札幌(北海道)が大垣日大(岐阜)に3対0で完封勝利をあげた。
投手陣で目立ったのは先発の矢吹 太寛投手(2年)だ。最速143キロの直球は、この日も常時130キロ中盤を計測。加えて120キロのスライダー、チェンジアップに100キロ台のブレーキのきいたカーブを巧みに使い分けて大垣日大打線を4回無失点に抑えた。
得意のスライダーは同校出身で22年に阪神からドラフト2位指名を受けた門別 啓人投手から中学3年時に教わった。「以前は捻るように投げていましたが、外に切るように指を離すことを教わりました」。2年秋から感覚を掴むと「軌道が膨らまなくなって真っ直ぐに近くなりました」と、プロに進んだ先輩から助言が成長につながったという。
遠藤 愛義監督も「直球はまだまだ力があると思うが、リズム良く投げてくれた」と評価。エースナンバーを背負う高橋 英汰投手(2年)とともにチームを支える左腕の活躍に今後も注目だ。