第55回明治神宮野球大会(神宮)は21日、高校の部で準々決勝2試合が行われた。

横浜(関東・神奈川)が2対0で明徳義塾(四国・高知)に競り勝った。2回に左翼でスタメン出場の奥村 頼人投手(2年)の適時三塁打で1点を先制すると、6回にも1点を追加。先発の背番号10・織田 翔希投手(1年)が、全国デビュー戦でわずか2安打の126球完封勝利を挙げてチームを4強に導いた。雨が降り気温が冷え込んだコンディションのなか、キレのいい直球を武器に力で抑え込み、憧れというOBの松坂大輔氏もできなかった明治神宮大会完封を成し遂げた。

強豪同士の対戦は、甲子園では3度の対戦してすべて勝利している横浜が、明治神宮大会初対決でも勝利した。

敦賀気比(北信越・福井)は沖縄尚学(九州・沖縄)に11対5で逆転勝ちを収めて4強入りを決めた。2回、3回と1点ずつを奪われたが、4回に4番・小林 拓斗捕手(2年)が左翼席へソロを放って反撃を開始。5回にはスクイズなどで2点を奪って逆転に成功すると、6回には1番の岡部 飛雄馬内野手(2年)が3ランを放つなど一気に5点を追加して勝負を決めた。

22日も準々決勝2試合が行われ、ベスト4が出揃う。