<明治神宮野球大会 高校の部:敦賀気比11-5沖縄尚学> 21日◇ 2回戦◇ 明治神宮野球場

 沖縄尚学が敦賀気比との初戦に臨んだが、5対11で敗れて初戦敗退となった。

 先発した末吉 良丞投手(1年)は沖縄大会で最速150キロを計測したことで一躍注目された。この日は「球が走っていなかったので制球を意識した」と130キロ終盤の直球に切れのあるスライダーで序盤は敦賀気比打線を抑えた。しかし、中盤以降につかまり5回3失点で逆転を許してマウンドを降りた。

 中学時代は沖縄県浦添市にある仲西中の軟式野球部でプレー。「硬式は回転が傾いたら真っ直ぐの軌道が変わるので難しい部分もある」と環境にも慣れながら投球を続けている。同学年では同じく軟式野球部出身の横浜織田 翔希投手(1年)が全国屈指の右腕として注目を集める中、「軟式の頃から名前は聞いていた。意識することはないが、すごい投手だなと思います」と話していた。