<明治神宮野球大会 大学の部:青山学院大7-3創価大> 25日◇決勝◇ 明治神宮野球場
ロッテ・1位の西川 史礁外野手(4年=龍谷大平安)は大学最終打席を空振り三振で終えベンチに下がった。9月に負った骨折の影響を考慮し、今大会は代打のみで出場。前日の試合に続いて出塁することができず、「好投していた中西(聖輝)に恩返しできず申し訳ない」。それでも大学4冠を達成し、「去年の悔しさから新チームがスタートしたので、素直に嬉しい」と振り返った。
持ち越した悔しさはプロで晴らす。入団するロッテを「若い選手からベテラン選手までレベルが高い」と話し、チームを指揮する吉井理人監督についても「YouTubeで見せる優しそうな一面が印象に残っている」と画面越しに想像を膨らませる。憧れの選手について問われると、安田 尚憲内野手(履正社)の名前を挙げ、「長打力の秘訣や、練習の意識を意識していることを聞きたい」と意欲を見せていた。
今春3月には飛び級で侍ジャパンの代表に選出され、鳴り物入りで入団するドラ1ルーキーにファンの期待も増すばかり。まずは開幕一軍を目標に掲げ「まだまだ打撃の面では甘さがある。そこを見つめ直して、プロの球をはじき返せるように頑張りたい」と将来の活躍に備えていく。