巨人・戸郷 翔征投手(聖心ウルスラ出身)が26日、都内の球団事務所で契約交渉に臨み、1億8000万円から1億2000万円アップの年俸3億円でサインした。(金額は推定)
今季は3年連続12勝をマークして、ノーヒットノーランもマークするなど充実したシーズンを送った。初めて開幕投手も務め、巨人の「顔」として大きな飛躍を果たした。2019年の年俸500万円からスタートした右腕は、球団最速の高卒7年目で3億円に到達した。
2019年 500万円
2020年 650万円(△150)
2021年 2600万円(△1950)
2022年 4000万円(△1400)
2023年 9000万円(△5000)
2024年 1億8000万円(△9000)
2025年 3億円(△1億2000)
2022年からは、3年連続12勝をマークしてこともあってか、年俸が年々大幅アップを重ね、4000万円から3億円プレーヤーとなった。
勝ち星はもちろんだが、今季の戸郷には「誇れる数字」がある。今季の被打率は過去最高の.202。チームはもちろん、セ・リーグでもトップの数字を誇った。
22年 .234(リーグ4位)
23年 .225(リーグ4位)
24年 .202(リーグ1位)
この3年、年々「安打を許さない」投手へとレベルアップしている。さらに防御率も徐々にアップ。22年が2.62、23年は2.38となり、今季は1.95と、ついに1点台に突入した。
2022年以来、2年ぶり2度目の最多奪三振のタイトルも手にし、この日の夜、巨人・菅野 智之投手(東海大相模出身)がセ・リーグMVP受賞に輝いた「NPB AWARDS 2024 supported by リポビタンD」にも出席した。菅野は来季のメジャー移籍を目指しているだけに、戸郷自身も「ポスト菅野」として期待されていることはひしひしと感じていることだろう。
来季は巨人のエースとなって最多勝、最優秀防御率のタイトルを目指す立場になる。