10月24日にドラフト会議が行われ、支配下ドラフトでは12球団合計で123人(支配下69人、育成54人)が指名を受けた。その123人は高校時代に春夏の甲子園に出場していたのだろうか。球団ごとに振り返ってみたい。
29日、入団会見を行ったオリックスは支配下6名、育成6名の合計12名を指名した。そのうち春夏の甲子園に出場した経験があるのは7名だった。
ドラフト2位の寺西 成騎投手(星稜高出身/日体大)は1年夏、2年夏と2度甲子園に出場した。1年時は、140キロを超える速球を投げ込み、期待の1年生として扱われた。計2試合に登板し1回2/3を投げ2失点の内容だった。2年時は1学年上の奥川 恭伸投手(ヤクルト)を擁し準優勝を果たすも、自身は1試合のみの登板で2/3回を投げ3失点と打ち込まれた。
4位の山中 稜真捕手(木更津総合出身/青山学院大→三菱重工East)は2年夏、3年夏の2度甲子園に出場した。2年時は「1番・ファースト」で1試合に出場。自身は2安打2打点の活躍を見せるもチームは初戦敗退となった。3年時は「3番・キャッチャー」として3試合に出場。そのすべての試合でヒットを放ち打率.417(12-5)と活躍した。
6位の片山 楽生投手(白樺学園出身/NTT東日本)は、19年秋季全道大会優勝して神宮大会に出場。選抜中止となり、交流試合に出場した。
育成3位の上原 堆我投手(花咲徳栄出身)は、3年夏の甲子園に出場。新潟産業大付高戦で先発し2失点完投と好投するもチームは敗れた。
育成5位の田島 光祐捕手(龍谷大平安出身/中部学院大(中退)→信濃グランセローズ)は3年夏の甲子園に出場。「6番・キャッチャー」で3試合に出場し打率.250(8-2)の成績を残した。チーム最多となる4つの犠打を決めている。
育成6位の乾 健斗投手(霞ヶ浦出身)は、3年夏の甲子園に出場。3回戦の滋賀学園高戦で3番手として1回を投げ無失点投球だった。
育成2位の清水 武蔵(国士舘出身/栃木ゴールデンブレーブス)は、甲子園本大会への出場はないものの2年夏の甲子園交流試合に出場。4打数1安打の成績を残している。
<オリックスのドラフト指名選手>
※◎は甲子園出場経験あり
<支配下>
1位:麦谷 祐介(外野手/大崎中央→富士大)
2位:寺西 成騎(投手/星稜→日体大)◎
3位:山口 廉王(投手/仙台育英)
4位:山中 稜真(外野手/木更津総合→青山学院大→三菱重工East)◎
5位:東山 玲士(投手/丸亀→同志社大→ENEOS)
6位:片山 楽生(投手/白樺学園→NTT東日本)◎
<育成>
1位:今坂 幸暉(内野手/大阪学院大高)
2位:清水 武蔵(内野手/国士舘→栃木ゴールデンブレーブス)◎
3位:上原 堆我(投手/花咲徳栄)◎
4位:寺本 聖一(外野手/広島商→広島経済大)
5位:田島 光祐(捕手/龍谷大平安→中部学院大(中退)→信濃グランセローズ)◎
6位:乾 健斗(投手/霞ヶ浦)◎