12月1日、大学日本代表候補合宿2日目は実戦形式のシート打撃が行われた。東北福祉大の剛腕・堀越 啓太投手(花咲徳栄)は午前中の紅白戦で一番目に登板し、最速151キロ、平均球速149.5キロだった。

 最初の登板に「やりづらさはありました」と苦笑いした堀越。最初の打者には四球を与えてしまったが、そこからは安打を許さず、2イニングを投げて、3奪三振。特に2イニング目には2つの三振を奪った。インコースをえぐる140キロ後半の速球は絶品だった。

「チームではクローザーをやらせてもらっているので、良い感じで投げることができました」

 夏場では制球力向上をテーマに掲げ、秋のリーグ戦では12回を投げて、18奪三振、防御率0.00と成長した姿を見せた。好調は維持できている。

「今まで良い期間が短いスパンだったのですが、今は秋が終わっても良い感覚で投げることができています」

 来季は先発挑戦を掲げた堀越。

「自分としては先発に挑戦したいと思っています。チームを勝ちに導けるのは先発だと思っているので、四球を極力少なくして、三振を多く取って、回を多く投げられる投手になりたいです」

 この合宿で、投手としてさらに能力を高めていきたい。