11月29日、ヤクルト・田口麗斗投手(広島新庄出身)、長岡秀樹内野手(八千代松陰出身)が、1日店長として抽選で選ばれたファンの方々と交流を深めた。
17時半から始まった今回のイベント。場所はホームグラウンド・神宮球場から歩いてすぐのところに店舗を構え、硬式グラブや木製バット等をメインに取り扱っていることでも注目されるミズノショップ神宮外苑。地元球団のスター選手だからこそ実現したといっていいだろう。
イベントは名刺配布、さらに小学生以下の野球未経験者と中学生以下の野球選手たち、それぞれにプチトークショーで計2時間半という内容。
なかでもプチトークショーでは子どもたちが「横に曲がるスライダーを教えてください」と田口へ質問をすれば、「試合で思い切りスイングするにはどうしたらいいですか」と長岡に悩みをぶつけるなど、本格的な質問が飛び交うシーンもあった。
そういった質問に対して、2人は真剣な表情で回答。かと思えば、途中で会場を盛り上げるようなエピソードを交えるなど、終始賑やかな雰囲気でイベントは盛り上がった。
最後は、小学生以下の未経験者には全員にグラブ、中学生以下の野球選手たちにはじゃんけんで勝った3人に好きな野球用品をプレゼントしてイベントが終了。
今回で2回目だった田口は「長岡と一緒に2回目を開催することができたというのはすごく大きいことかなと思います」と非常に満足している様子。一方の長岡は「こんなに集まってくれるとは思わなかったので嬉しいです」と貴重なファンの交流の場を楽しんだ。
ただファンにとっても貴重なプロ野球選手との交流の場。イベント開始前から心から楽しみにしている様子が随所に見られた。
開始1時間半ほど前には、子ども連れのファンが早くも店内で買い物しながら待機。開始30分前くらいになると、仕事終わりのサラリーマンと思われる男性、ユニフォームに袖を通した若い女性の方と様々なファンが長蛇の列を作って待機するほどだった。
というのも、今回配布された1日店長の限定名刺は抽選50名に設定していたが、応募が届いたのは1000名近くと応募殺到だったという。そんななかで運よく当選したのだから、長蛇の列が出来るのも当たり前だろう。
そんなファン、そして未来のプロ野球選手となるであろう子どもたちに、長岡は「野球を続けるってすごく大変ですし、楽しいなとか嬉しいなって気持ちがないと続けるのも難しいと思うので、楽しんでほしいなと思います」と楽しむことの大切さを主張。
そして田口は「子どもたちとプロ野球選手が交わる機会をやっぱり生んでいくというのはすごく大事なことだと思うので、またこういう機会があればやっていきたいなと思っています」と引き続きグラウンド外でも、子どもたちに夢を与えることができればと考えているようだ。
オフシーズンだからこそ実現できた今回のイベント。ただやはりグラウンドで活躍するのが一番だ。2025年シーズン、2人が活躍してヤクルトを優勝へ。そしてまた来年、優勝チームの主力として再び1日店長をやってほしいところだ。