2024年も、残りあと1カ月を切った。今年の高校野球界を各都道府県別に振り返り、1年間の球児の熱い戦いを思い出してみたい。
福島では、今年も聖光学院は強かった。年間の春夏秋の3公式戦、すべて優勝した。春はセンバツに出場した学法石川を準決勝で7回コールドで破り、優勝まで上り詰めた。夏もその学法石川を決勝で退けた。秋は準決勝まで2ケタ得点を続け、決勝はタイブレークの末にサヨナラ勝ちした。
2021年夏の準々決勝で光南に1対5で敗れて以降、県内では負けなしの48連勝。春秋は4連覇中と、福島県では無敵状態が続いている。春は光南、夏は学法石川、秋は東日大昌平が決勝で聖光学院に挑んだが、いずれもはねかえされた。ただ、秋は延長10回タイブレークの末に聖光学院のサヨナラ勝ちだっただけに、来年のライバルたちの奮闘にも期待したいところだ。
公立校の頑張りも目立った。磐城が春4強、夏4強、秋8強と上位に食い込んだ。春準優勝の光南や、春8強、夏4強だった相馬、秋4強入りを果たした、ふたば未来学園も、公立校として「打倒・聖光学院」に挑むことになる。
24年福島県大会結果
<春季>
優勝 聖光学院
準優勝 光南
3位 学法石川
4位 磐城
8強 相馬
8強 福島商
8強 東日大昌平
8強 田村
<夏選手権>
優勝 聖光学院
準優勝 学法石川
4強 磐城
4強 相馬
8強 いわき湯本
8強 東日大昌平
8強 田村
8強 須賀川創英館
<秋季>
優勝 聖光学院
準優勝 東日大昌平
3位 学法石川
4位 ふたば未来学園
8強 磐城
8強 福島商
8強 いわき湯本
8強 光南