阪神の鈴木 勇斗投手(鹿屋中央―創価大)が2日、保留者名簿から外れ、自由契約選手として公示された。

 鈴木は鹿屋中央時代に県内屈指の好左腕として腕を鳴らし、3年時夏にはベスト4進出に貢献した。

 創価大に進学すると、2年時春にリーグ戦デビューを果たす。3年時秋には4勝をあげ、防御率1.72の好成績で優勝に導くと、その後に行われた関東地区大会で152キロを計測。同大学の準優勝に貢献し、敢闘賞を獲得した。4年時にも自身初のリーグ戦完封勝利をあげ、同年のドラフトで阪神から2位指名を受けた。

 しかし、プロ入り後3年間で1軍出場を果たすことなく、2軍暮らしが続いていた。今年は2軍で16試合に登板し、25回1/3、防御率4.62、与四球24と課題の制球力に苦しんでいた。