DeNAは4日、戦力外通告を受けた村川 凪外野手(如水館四日市大ー四国ILplus・徳島)の現役引退を発表した。

 如水館時代には、3年夏に広島大会決勝まで進出するも、堀 瑞輝投手(現・日本ハム)擁する広島新庄に破れて準優勝となった。四日市大進学後も3度の盗塁王を獲得すると、徳島では1年目にリーグ最多40盗塁を記録。50m5.5秒の脚力でアピールを続け、21年育成ドラフト1位でDeNAから指名を受けた。

 プロ入り2年目の昨季は、29盗塁をあげてイースタン・リーグ盗塁王に輝いた。今春のキャンプでは育成選手で唯一の1軍メンバー入りを果たしたが、負傷離脱でアピールすることができなかった。

 先月の12球団合同トライアウトでは盗塁を決めるなど、最後まで持ち味を発揮したがNPBからのオファーはなくユニフォームを脱ぐ決断を下した。

【本人コメント】
ベイスターズファンの皆さま、3年間暖かいご声援ありがとうございました。私事ではありますがこの度現役引退することを決めました。
ハマスタで走り回ることは叶いませんでしたが、スカスタでの皆さまの声援は忘れられません。
プロ野球っていいところだな、とファームの試合ですら感じていました。本当にありがとうございました。そして日本一おめでとうございます。