12月6日、ミズノ株式会社はミズノブランドアンバサダーミーティング(以下、アンバサダーミーティング)を開催。日米合わせて契約選手43人のプロ野球選手が一堂に集結した。
参加者のなかには、日本シリーズでMVPを獲得した横浜DeNA・桑原将志外野手(福知山成美出身)や、パ・リーグの本塁打王に輝いたソフトバンク・山川穂高内野手(中部商出身)などが出席。2025年シーズンに向けて、用具の打ち合わせを行った。
参加した阪神・佐藤輝明内野手(仁川学院出身)は、「しっかり扱えるようにするため」ということで、グラブを小さくするといったリクエストを出したとのこと。
一方で、千葉ロッテ・藤岡裕大内野手(岡山理大付出身)は「シーズン中からこまめに話をさせてもらっている」ということで現状に満足しており、大幅な変更の予定はないと話す。ただ、「毎年新しいアイテムを提案してくださるので、それを試しながら決めていきたい」とミズノから新アイテムには、どこか楽しみにしている様子だった。
かと思えば、2025年シーズンから新規契約選手となった日本ハム・田宮裕涼捕手(成田出身)は、「全体を見渡すと、自分は若い年齢にあたると思うので、『凄い方々が沢山いらっしゃるな』というのが正直なところです」とコメント。球界のスター選手が集結した会場の雰囲気に、やや緊張していたようだ。
各選手が用具へのリクエストを出すなかで、参加していた今永昇太投手(北筑出身)、ヌートバー外野手の2人のメジャーリーガーと積極的にコミュニケーションを取っている姿が見られた。
数少ない機会とあって、なかには写真を撮っている選手もいたが、他にも、阪神・佐藤とオリックス・杉本裕太郎外野手(徳島商出身)がバット片手に打撃理論を語り合う様子も。同じ関西を拠点とするチームのスラッガー同士による貴重な対談など、チームの垣根を越えた選手同士の会話が弾むのも、こういった機会ならではといったところだろう。
今回の打ち合わせで決まった道具を手に、2025年シーズンも1人でも多くの選手たちが活躍する姿を見せて、野球界を沸かせてくれることを期待したい。