和田 毅(浜田出身/ソフトバンク)や青木 宣親(日向出身/ヤクルト)といったベテラン選手たちが今シーズン限りで現役を引退した。現時点で各チームのベテラン選手はどのような状況なのだろうか。35歳以上(2025年の満年齢)のベテラン選手たちを球団ごとに調べてみた。
和田が現役を引退したソフトバンクは1988年生の柳田 悠岐(広島商出身)がチーム最年長となった。今シーズンの柳田は、試合中の負傷で52試合の出場にとどまり打率.286(185-53)、4本塁打と不本意な成績に終わってしまった。通算安打は1595本となっており2000安打まで405本。守備位置も左翼から右翼に変わるとの報道もある来シーズンは、シーズンを完走し1本でも多く安打を積み上げチームを引っ張っていきたい。
柳田に続くのが1989年生の中村 晃(帝京出身)だ。中村は5年連続で100試合以上となる101試合に出場したものの、打席数は規定打席に大きく及ばない203にとどまった。打率.221(181-40)も一軍デビューとなった2011年の打率.167(48-8)に次ぐワースト2位。柳田同様に苦しい1年だった。18年目となる来シーズン、柳田同様に巻き返しが求められる。
投手陣では東浜 巨(沖縄尚学出身)と又吉 克樹(西原出身)の沖縄出身コンビが1990年生だ。東浜は今シーズン11試合で3勝2敗、防御率3.38と先発ローテーションを回り切ることができなかった。
一方の又吉は移籍後最多となる40試合に登板するも、防御率3.54は移籍後ワースト。ホールド数も2桁に届かない6に終わった。来シーズン、東浜は先発ローテーション入り、又吉は一軍定着はもちろんのこと勝ちパターン争いに加わっていくことが目標となる。
<ソフトバンクにおける2025年シーズン満35歳以上の選手>
柳田 悠岐(37歳)
中村 晃(36歳)
東浜 巨(35歳)
又吉 克樹(35歳)