12月9日、いよいよ現役ドラフトが行われる。
10月以降、各球団はドラフト、トレード、FA,戦力外や外国人選手の獲得などを行い来季の戦力整備を着々と進めている。一方で、ソフトバンク・石川柊太投手(総合工科)ロッテ・佐々木朗希投手(大船渡)巨人・菅野智之投手らの去就は未定だ。
そんな中で各球団が現役ドラフトで補強すべきポイントはどこにあるのか。
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パ・リーグは投手補強が中心か?
【西武】強打者タイプor中継ぎ補強を!
パ・リーグ単独最下位に終わった西武はチーム打率.213、総得点350はともに両リーグ最下位の貧打が課題だが、強打者タイプがリストアップされていれば、引き続き獲得を目指しそう。投手ではリリーバータイプの補強を目指したい。クローザーのアブレイユが退団し、抑えが不在。平良海馬投手(八重山商工)を抑えにする動きがあったが、平良が固辞し、契約は保留状態。
能力、人間性も若手投手の見本である平良の希望に従う動きになると思うので、抑えは今の中継ぎ陣をクローザーにするか、新外国人を補強することになるだろう。少しでもブルペンを厚くする投手が補強できれば、今年は合格点を与えられるだろう。
【オリックス】意識の高い野手を指名して、チーム活性化を
オリックスも貧打に泣いた。また、3連覇を達成し、チームに緩みが出てしまったという。強い組織にするために、長打力のある選手はもちろんだが、マインド面がしっかりしていて、打力のある選手を指名するのではないか。また、チーム防御率2.82と安定しているが、けが人も多く、綱渡りで戦った感じがある。ブルペンを厚くする可能性も高い。
【楽天】2投手獲得もさらに投手補強か!?
ヤクルトからヤフーレ投手、今野 龍太投手(岩出山)と2投手を補強。FAでヤクルトに移籍した茂木栄五郎内野手(桐蔭学園)の人的補償も残っている。それでも投手が弱いので、投手補強。そして長打力のある選手も目をつけるのではないか。
【ロッテ】先発投手の補強が必至!
佐々木朗希投手、メルセデス投手、カイケル投手の退団で先発投手が絶対的に不足している。先発投手の補強が最優先になるのではないか。もしいない場合、愛斗外野手(花咲徳栄)のような即戦力野手の補強になると考える。
【日本ハム】勤続疲労に備えて中継ぎ投手獲得へ!
2位に躍進した日本ハムだが、Aクラス常連のソフトバンクのような巨大戦力があるわけではなく、毎年上位を狙うとなると戦力はまだまだ脆弱。今年頑張った選手が反動で来シーズン苦しむ可能性がある。特に投手は勤続疲労でパフォーマンスを落とす投手が考えられる。若手には期待の先発投手候補が多いので、先発投手の補強は考えにくい。それを補う中継ぎ投手が優先になるのではないか。
【ソフトバンク】FA宣言の石川、甲斐流出に備えて…
圧倒的な戦力で優勝したソフトバンクは、大きな穴はない。ただFA宣言している甲斐 拓也捕手(楊志館高)、石川 柊太投手(総合工科)の去就に備えて、捕手と投手の補強になるのではないか。