和田 毅(浜田出身/ソフトバンク)や青木 宣親(日向出身/ヤクルト)といったベテラン選手たちが今シーズン限りで現役を引退した。現時点で各チームのベテラン選手はどのような状況なのだろうか。35歳以上(2025年の満年齢)のベテラン選手たちを球団ごとに調べてみた。
楽天は岸 孝之(名取北出身)が41歳で最年長となる。和田と比嘉 幹貴(コザ出身/オリックス)が現役を引退したことにより、チームだけでなくパ・リーグの投手としても平野 佳寿(鳥羽出身/オリックス)とともに最年長となった。
そんな岸は今シーズンも先発ローテーション投手として奮闘。3年ぶりに規定投球回到達をはたし6勝を挙げた。来シーズンも同様の活躍が期待される。
その他の投手では辛島 航(飯塚出身)と則本 昂大(八幡商出身)がともに35歳。辛島は今シーズン一軍での登板がなく、則本はクローザーとして32セーブをマークし最多セーブのタイトルを獲得と対称的な成績だった。
野手では鈴木 大地(桐蔭学園出身)、岡島 豪郎(関東学園大付出身)、阿部 寿樹(一関一出身)の3人が36歳、島内 宏明(星稜出身)と浅村 栄斗(大阪桐蔭出身)の2人が35歳で合計5人が35歳以上となる。
このなかで浅村と鈴木は今シーズンも規定打席に到達しており、来年も主力として期待がかかってくる。移籍2年目だった阿部は78試合の出場にとどまったものの、9本塁打は浅村(14本塁打)に次ぐチーム2位。まだまだ欠かせない戦力だ。
一方で岡島と島内は苦しんだ。岡島は31試合の出場で打率.200(80-16)、島内も40試合の出場で打率.214(131-28)。とくに島内が100試合の出場に届かなかったのは2015年以来9年ぶりのこと。また0本塁打もそれ以来。来年は復活を期するシーズンとなる。
<楽天における2025年シーズン満35歳以上の選手>
※()は2025年の満年齢
※日本人選手のみ
岸 孝之(41歳)
鈴木 大地(36歳)
岡島 豪郎(36歳)
阿部 寿樹(36歳)
島内 宏明(35歳)
浅村 栄斗(35歳)
則本 昂大(35歳)
辛島 航(35歳)