和田 毅(浜田出身/ソフトバンク)や青木 宣親(日向出身/ヤクルト)といったベテラン選手たちが今シーズン限りで現役を引退した。現時点で各チームのベテラン選手はどのような状況なのだろうか。35歳以上(2025年の満年齢)のベテラン選手たちを球団ごとに調べてみた。
今シーズン最下位に沈んだ西武は中村 剛也(大阪桐蔭出身)と栗山 巧(育英出身)の同学年コンビが現役を続行する。両選手は来シーズン42歳となり、現時点ではチームだけでなく球界においても野手最年長だ。
今シーズンは2人とも苦しんだ。中村は58試合の出場で打率.191(188-36)、7本と低迷。オールスターゲームの出場が決まっていたもののコンディション不良で出場を辞退。7月10日が今シーズン最後の出場で、本塁打は5月31日が最後だった。大きな節目となる500本塁打まであと22本に迫っており、来シーズンは万全な状態で開幕を迎えたいところだ。
栗山も一軍に定着した2005年以降でワーストとなる60試合の出場に留まった。打率.226(124-28)は前年の打率.217(157-34)から若干上がったものの、本塁打は7本から1本へと減少。OPSも.721から.686へと低下した。指名打者や代打の切り札としてまだまだ必要な戦力だけに来シーズンは復調への期待がかかる。
そして炭谷 銀仁朗(平安出身)が来年38歳となり、2人に続いている。今シーズンは6年ぶりに西武に復帰。固定された正捕手がいないなかで、古賀 悠斗(福岡大大濠出身)の105試合に次ぐ49試合に出場した。しかし打率.188(85-16)、OPS.483と打撃面は大きく低迷。守備面での貢献が大きく求められる捕手ではあるが、来シーズンはもう少し打撃面でも存在感を見せていきたい。
一方、投手陣で35歳以上の選手は1人もない。来年34歳になる平井 克典(飛龍出身)が最年長だ。
<日本ハムにおける2025年シーズン満35歳以上の選手>
※()は2025年の満年齢
中村 剛也(42歳)
栗山 巧(42歳)
炭谷 銀仁朗(38歳)