和田 毅(浜田出身/ソフトバンク)や青木 宣親(日向出身/ヤクルト)といったベテラン選手たちが今シーズン限りで現役を引退した。現時点で各チームのベテラン選手はどのような状況なのだろうか。35歳以上(2025年の満年齢)のベテラン選手たちを球団ごとに調べてみた。
パ・リーグ4連覇を目指したものの5位に終わったオリックスは比嘉 幹貴(コザ出身)、安達 了一(榛名出身)、T-岡田(履正社出身)、小田裕也(九州学院出身)と4人のベテラン勢が現役を引退した。
2025年シーズンも現役を続行する35歳以上のベテランは平野 佳寿(鳥羽出身)と西野 真弘(東海大浦安出身)の2人となった。
比嘉の引退によりチーム最年長となる平野は、2025年3月に41歳となる。今シーズンは12試合の登板で1勝1敗7セーブ、1ホールド、防御率4.22と苦しんだ。一軍では5月19日の登板が最後だったものの、二軍では7月から登板し7試合(7回)で1失点ときっちり結果を出した。来年は開幕からシーズンを完走し、あと1つに迫っているNPB通算250セーブを達成したいところだ。
今年取得した国内FA権を行使せず残留を選択した西野は野手最年長となる。今年は、89試合の出場で打率.300(280-84)と規定打席未到達ながら気を吐いた。2019年以来5年ぶりとなる本塁打も記録。打撃面で結果を残したシーズンだった。
また守備では二塁で39試合、三塁でも36試合にスタメン出場。いずれもチーム2位のスタメン起用数であり、レギュラーが固定できなかった両ポジションをしっかりと埋めた。来年もマルチポジションをこなせるベテランとしてチームを支えることに期待がかかる。
<オリックスにおける2025年シーズン満35歳以上の選手>
※()は2025年の満年齢
平野 佳寿(41歳)
西野 真弘(35歳)